放射線科

X線CT(CT:Computed Tomography)

※ 2016年3月に最新の高速螺旋CT(東芝80列CT)を導入いたしました。
この装置を用い、短時間で解像度の高い画像を提供いたします。

胸部CT撮影

胸部CT撮影胸部X線では心臓や血管の後ろに隠れているがんを発見するのは困難ですが、胸部CTスキャンは心臓や血管に隠れた肺がんや小さながんを発見するのにも有用です。また肺がんの診断以外に肺がんの危険因子となる肺気腫、肺線維症や間質性肺炎などの診断にも有用です。
肺がんは、早期段階では自覚症状がほとんどないため、検診によって早期発見をすることが大切です。肺がんと因果関係があるとされている喫煙ですが、現在は禁煙していても過去に喫煙歴のある方や同居者に喫煙者がいる方は、一度受診することをお勧めいたします。

 

内臓脂肪測定

内脂肪画像内臓脂肪症候群:メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪がたまるタイプの肥満に加え、高血糖、高血圧または高脂血症のいずれかを2つ以上合併した状態の事を言い、この条件を満たすと、動脈硬化性疾患の発生リスクが高まり、心筋梗塞・狭心症・脳卒中(脳梗塞など)になる恐れがあります。

メタボリックシンドロームの指標のひとつとして腹囲の測定が用いられていますが、
 男性 85 cm以上
 女性 90 cm以上 で該当する。
ただし、腹囲の測定は内臓脂肪の蓄積を簡便化したもので、可能であれば腹部CT検査で精密に測定することが望ましいとされています。当院では、健康診断のオプション検査として内臓脂肪測定CT検査をご提供させて頂いております。

内臓脂肪の付きかたには個人差が大きく、ウエスト長からだけでは、その量を正確に推定することは極めて困難です。健診でいつもメタボを指摘されている方は、ぜひ正確に内臓脂肪蓄積量を計測することをお勧めします。

ウエスト長がほぼ同じで、内臓脂肪面積が異なる例当院ではCTの断層画像(おへその位置)を撮影、専用プログラムを用いて正確な値を解析しています。(男女共に腹部CT検査の内臓脂肪面積が100c㎡以上で該当します)