放射線科

エックス線乳房撮影:マンモグラフィ

エックス線乳房撮影イラスト  マンモグラフィ(mammography)とは、乳がんの早期発見のために乳房をX線で撮影する手法です。撮影方法は、左右の乳房を片方ずつ台にのせ圧迫板で挿み撮影します。乳腺という組織を見やすく、またX線被曝を最小限に抑えるために、できるだけ薄くなるように圧迫する必要があります。そのため多少の痛みが伴う場合もありますが、乳がん発見のためにご理解くださいますようお願いします。
 上記のように一般撮影の中でもマンモグラフィは特殊な撮影方法で、撮影にも専門的な訓練が必要です。

 当院ではこの撮影に関して、「NPO日本乳がん検診精度管理中央機構」で技術認定を受けた女性技師が対応しています。
また装置は2014年8月からFPD(平面検出器)型デジタル乳房撮影装置を導入しております。


乳がんは20代から発症し40代後半から50代前半にピークとなり、最近の高齢化に伴って80歳を超えるような高齢の患者さんも増えています。

FUJIFILM社製 AMULET、FPD型デジタル乳房エックス線撮影装置

FUJIFILM社製 AMULET
FPD型デジタル乳房エックス線撮影装置

 現在、乳がんの発症率は12人に1人といわれ、さらに年々増加傾向にあります。女性なら誰もがなりうる病気であることを認識し、気になることがある方は早い時期に受診されることをお勧めします。

病変部分